<ダビデのライアー・イスラエルのキノール>

 
 キノールというライアーは、ダビデがイスラエルの王サウルの前で弾いた楽器です。イスラエル国最大のガラリア湖(淡水)は、人々の飲料水として大切にされていました。この湖を上から見ると、ライアーの形に似ていることから、ヘブライ語の「キノール」から由来して「キネレット湖」と呼ばているようです。ライアーは、国を代表する楽器であり、イスラエルのコインに、このキノーが刻印されているようです。



<アポロンのライアー・竪琴>
 
 アポロンは、オリンポスの12神のひとりです。ゼウスとレトの間に生まれました。アポロンは予言、医学、ライアーで音楽を奏で、弓矢、数学などに長ける、非常に知的で美男子!な神でした。このライアーは、亀の甲羅から作ったもので、ヘルメスがアポロンに贈ったものです。ふたりの出会いは、ヘルメスがアポロンの飼っていた牛を盗んだ事件から始まります。アポロンは予言者でもあったので、ははぁ~ん!とすぐに犯人を見つけ出し、めちゃくちゃ怒ります。
 しかしヘルメスが、亀の竪琴をポロロ~ンと奏でると、アポロンはあっという間に上機嫌になり、怒っていたことをすっかり忘れてしまい、ふんわり許してしまいます。そしてヘルメスからライアーを返してもらうと共に、牛まで譲り受けてしまいます。アポロンは、ヘルメスにライアーと牛のお礼として、自分の大 切な杖を贈り、友好の絆を約束します。なんて人がいいのでしょう。。ちなみにこの杖は現在の医学のシンボルとなっています。(ヘルメス讃歌より)



<ダビデのライアー・竪琴>
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 聖書の中の物語は、フランスの音楽療法の授業の初日に取り上げられ、療法というものの捉え方に
、非常にラテン的でインパクトのあるものでした。音楽療法の起源のひとつとして、大切に考えられているのだと思います。
 ダビデは、ユダのベツレヘムに8人兄弟の一番下として生まれました。大きくなると羊飼いとなり、獰猛な動物を鎮め、羊たちを守りました。その頃、イスラエルの王サウルSaulの心の病は、日に日に重くなり、苦しんでいました。サウルは ダビデが勇敢な人物であり、ダビデがライアーを奏でると、すべてが治まり、鎮まり、癒されることを知り、彼に癒しを求めました。ダビデは、ライアーを弾き、その音色でサウルの心を鎮め、癒しました。のちにダビデは、サウルが亡くなった後、イスラエルの王となっていくのです。(旧約聖書)

 
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<オルフェウスのライアー・竪琴>

​ オルフェウスのライアーは、アポロンより譲り受けたものです。音楽の女神の1人、カリオペを母に持つオルフェウスは、歌を歌い、ライアーを巧みに弾く吟遊詩人となります。そして森の精エウリディーチェを妻にします。彼のライアーは人や動物、ありとあらゆ る自然の怒りも鎮めました。 しかしある日、妻エウリディーチェは毒蛇にかまれ、あっという間に死んでしまいます。彼は黄泉の国に妻を 迎えに出かけます。妻に再会して、妻をこの世に連れ戻そうとします。黄泉の国の神は、オルフェウスと約束します。それは、後ろからついて来ている妻を決して振り返らないという事でした。しかし!振り返ってしまいます。ああ。。そのため、エウリディーチェは再び黄泉の国に引き戻されてしまうという話です。(ギリシャ悲劇)

 
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<オペラの中の竪琴>

 G.Caccini(カッチーニ)のオペラ「エウリディーチェ」は1600年に作曲されていますが、すぐ後に作曲された J.Peri(ペーリ)の「エウリディーチェ」が現存する最古のオペラとしてあつかわれます。発表が寸でのところで遅かったのですね。この物語では、ふたりは仲良くこの世に戻るというハッピーエンドとなっています。18世紀には、グルックが甘美な旋律と情感があふれたハーモニーの3幕オペラを作曲しました。