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​​​​30年前、交通事故に病気が重なり、
声を失い、舞台を降り、歌を手放しました。

 

このページには、特別な目的はありません。


けれど、私自身が歩んできた道の中に、
同じように苦しむ方へ、
ほんの少しでも光を届けられたらと思いました。

私にもたくさんの夢がありました。

しかしその時の私は、
人生の道に迷い、ただ立ち尽くすだけでした。

 

そんなある日、
青木由有子さんの奏でるライアーに出会いました。

2000年のことです。
神も仏もいないと思い詰めていた私を、
彼女の音楽が静かに慰めてくれました。

​​

やがて、膠原病の症状が寛解していく中で、
私は考えるようになりました。

──なぜ、私のいちばんの宝ものだった声を失ったのか。

──なぜ、母と同じ病気になったのか。

 

その答えは、
その頃から続いていた、長い家族の看病の重圧と、
途切れることのない衝突の中で、
自分を守るためだったのだと思います。

気づいてみると
声に対して、感謝だけが残っていました。

ちゃんと神も仏も、そこにいたのです。

 

自分と対峙せざるを得ない日々に、

ライアーが寄り添い、支えてくれました。​​

 

​​​​​​​​​​

あれから長い年月が過ぎ、
私はもう一度、声を取り戻したいと思うようになりました。

「健康にいいわよ」
最近、パリ郊外の声楽家の友人の、
その何気ないひとことが、
そっと私の背中を押してくれました。

​​

もっと静かに自分に向き合い、
少しずつ立ち上がっていこうと思います。


このページが、

新たな展開で満たされるかどうか、
それは私にも分かりませんが、


ゆっくりと、楽しく、
もっと深い音楽世界に入っていこうと思います。

 

これを読んで、どう感じられるかは、それぞれだと思います。

どうか、あたたかく見守っていただけたら幸いです。

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